伝統とトレンドの融合John Smedly
日本でもセレクトショップなどで有名なJohn Smedlyのニット。とても細い、上質な糸で編まれたセーターです。私も一枚だけ持っていますが、とても肌触りがいいです。
John Smedlyは1784年、イギリス中部のダービー州北部で創業しました。そして現在も同地を拠点にワールドワイドな事業展開をおこなっています。
Lea Mills: Our Home Since 1784
ダービーには行ったことがありますが、このLea Millsというところは知りませんでした。地図で見ると、ダービー北部というよりも、ピークディストリクト国立公園の南部に近いようです。
州都ダービーですらとても小さな町ですから、いわんやLea Millsをや、ですね。そこから世界的な事業展開をしているギャップに驚かされます。
思えばウェッジウッドもそうですし、バーバリーもそうですし、イギリスの伝統ブランドというのはそういうものかもしれません。
いろいろ調べてみると、機械レースを発明したジョンヒースコートもダービーの隣のノッティンガムで事業を始めています。イギリスの中部は織物産業の中心地だったのだろうと推測されます。たまたまですが、私の敬愛するハーブ研究家のベニシアさんもダービー州の出身です。
しかし、そのイメージでノッティンガムやダービーを訪れると、あまりの何もなさにびっくりすると思います。日本の大都市と同じ規模の都市といえばロンドンくらい。しかしその、一見なにもないような場所からとんでもないものが出てくるのがイギリスの魅力だと思います。
ウェブショップの方もぜひご覧ください。
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