ニット+アート=Freddie Robins
金曜日のテーマを決めかねていましたが、先々週にペンギンさんのセーターについて書いたので、(先週は祝日のためおやすみ)世界のハンドクラフトについて紹介していこうと思います。リサーチしていると、Victoria & Arbert Museumのニットのページを見つけました。
Knitting - Victoria and Albert Museum
V&A Museumはイギリス、ロンドンにある美術館でアートとデザインの美術館ですが、どちらかと言えばデザインよりで、民族学的な要素も強い美術館です。イギリスにいる間に何回も行きましたが、とくにArts & Craftsの大規模な企画展が印象に残っています。
V&A Museum ホームページより
ここで、Freddie Robinsというニッティングアーティストを知りました。
Interview with Freddie Robins, Textile Artist - Victoria and Albert Museumより
Freedie Robinsはミドルセックス大学と王立芸術院でテキスタイルを勉強しています。どちらの学校でもJohn Allenというテキスタイルデザイナーに師事したそうです。彼のこともちょっと調べてみましたが、非常に叙情的な素敵なテキスタイルをデザインされています。
http://www.john-allen-london.co.uk/index.htmより
Freedie Robinsは手芸としての編物に対する先入観とともに、現在のイギリス、ジェンダー、人間性などをテーマにアート活動をしています。写真ではよくわかりませんが、すべての作品は棒針編みで制作されているようです。
棒針編みは、かぎ編みと違って自由度がすくないので、全てを計算してから編まなくてはいけません。そういう工程を踏むと、アート作品の「勢い」的なものが損なわれてしまいそうですが、彼女の作品は今にも動き出しそうな生命性が感じられます。ぜひ作品を実際に見てみたいです!
このように、編物は古臭いものではなく、新しい表現媒体となりうることがよくおわかりいただけると思います。V&Aのインタビューでも触れられていますが、アメリカでは空前の編物ブーム。その波がイギリスにも押し寄せているようです。
これからどんな、編物を使った表現が見れるのか楽しみですね。私も頑張りたいと思います・・ぜひウェブショップもご覧いただければと思います。
お付き合いいただき、ありがとうございました!